水中で見た魚の色が、水から上がって見る図鑑の色と違う。撮った写真がどれも青っぽい。ダイビングを始めた人が最初に不思議に思うことのひとつです。この記事では、水中で色が変わって見える理由と、写真が青くなる仕組み、本来の色を楽しむ方法を一般知識として解説します。
水中での色の見え方は、光の届き方や当日の海の状態によって変わります。SOLBOY DIVE CENTERが、色を楽しむための見方と、当店の体験ダイビングについてご紹介します。
水は光を吸収する:赤から順に消えていく
太陽の光には、赤・橙・黄・緑・青など、さまざまな色の光が含まれています。水はこの光を少しずつ吸収しますが、色によって吸収されやすさが違い、赤い光がいちばん早く弱くなります。次に橙、黄と続き、青い光が最後まで残ります。深くなるほど赤系の色が失われ、周りが青一色に近づいていくのはこのためです。
赤い魚が水中では黒っぽく見えたり、鮮やかなはずのサンゴが茶色や灰色に見えたりするのは、その色を作る赤い光が届いていないからです。魚やサンゴの色が変わったわけではなく、「照らしている光の色」が変わっている、と考えると理解しやすくなります。
浅い場所では赤い光もまだ残っているので、水面近くのサンゴや魚は比較的本来の色に近く見えます。深さと色の関係を知っておくと、同じ生き物でも見える場所によって印象が変わる理由が分かります。ガイドの案内に沿って移動するなかで、色の見え方の違いに気づくのも楽しみのひとつです。

写真が青くなる理由と考え方
カメラも同じ光を受けている
写真が青っぽくなるのは、カメラの故障ではなく、目と同じように赤い光が届いていない状態を記録しているからです。特に、被写体から離れて撮ると、カメラと被写体の間の水がさらに赤い光を吸収するため、青みが強くなります。
近づいて撮る
いちばん簡単な対策は、被写体に近づくことです。間にある水の量が減るほど、色が残った状態で撮れます。ズームで寄るのではなく、体を近づけるのが基本です。ただし、サンゴや生き物に触れたり、砂を巻き上げたりしないよう、浮力と姿勢を整えてから近づきます。
光を足す・色を補正する
水中ライトやストロボで光を足すと、失われた赤い光を補えます。撮ったあとに色を補正する方法もあります。機材の準備や使い方は、水中写真の記事で紹介している考え方と同じで、初心者のうちは「近づく」だけでも十分に違いが出ます。

本来の色を楽しむ方法
水中で本来の色を見るいちばん確かな方法は、光を当てることです。水中ライトを岩の隙間やサンゴに向けると、青一色だった景色の中に赤や黄色が一気に現れます。ライトを持っていなくても、ガイドが照らしてくれる場面では、光の当たった部分と当たっていない部分の色の違いを見比べてみてください。
もうひとつは、浅い場所で観察することです。水面に近いほど赤い光が残っているので、同じ種類の魚やサンゴでも色鮮やかに見えます。浅場でゆっくり止まって眺める時間は、初心者にとって色を楽しむのにいちばん向いた場面です。
そして、青一色の景色そのものも、水中でしか見られない光景です。「色が消える」ことを不思議がるだけでなく、青の濃淡や光の筋を眺める楽しみ方も知っておいてください。
初心者が知っておくと役立つこと
1つ目は、ブリーフィングやガイドの説明で「赤い魚」「黄色いサンゴ」と言われても、水中では別の色に見えることがある、と知っておくことです。色で探そうとすると見つからないことがあるので、形や動きで探すのがコツです。
2つ目は、自分の器材や体の色も変わって見えることです。赤いフィンやウェットスーツが黒っぽく見えても、器材の不具合ではありません。バディを探すときは、色ではなく泡やシルエットで見つける習慣をつけると迷いにくくなります。
3つ目は、色の変化は深さと距離で決まる物理現象で、赤から順に消えていく仕組みはどの海でも同じだということです。最近の海の様子は当店へお問い合わせいただけますが、当日の見え方は自然条件によって変わります。仕組みを知っておくと、水中の景色の見方が少し変わります。深さと距離を意識して眺めるだけで、同じポイントでも見える色の違いに気づけるようになります。
日本語で相談できるSOLBOYの体験ダイビング
SOLBOY DIVE CENTERには日本人インストラクターが在住しており、言葉の不安なく日本語で相談できます。疑問や不安は、予約前にLINEで日本語でご相談ください。
ダイビングは泳ぐスポーツではなく、浮力を調整しながら進むアクティビティなので、泳ぎが苦手な方でも参加できます。海に出る前には、センター内のプールで呼吸方法や器材の使い方を追加費用なしで練習できます。当日の流れは、受付・体調確認→着替え・準備→事前説明+プール講習→海での体験ダイビング(インストラクターが常にサポート)→シャワー・着替え・解散です。
ダイビング器材はすべてレンタル込みで、特別な持ち物や事前準備はいりません。持ち物は水着・タオル(バスタオルはご用意があります)・着替え・日焼け対策・サンダル(濡れても良い履き物)が基本です。SOLBOYの体験ダイビングは1ダイブ9,450円/人(レンタル込み)、追加ダイブは5,000円/人(お申し込みは当日のみ)、マンツーマンでのご案内は1ダイブにつき追加4,000円(税込)です。10歳以上・ライセンス不要で参加でき、お申し込みは原則2名以上です。他に体験ダイビングのご予約がある場合は1名様でも参加いただけることがあります(詳しくはお問い合わせ)。
初心者向けの体験ダイビング案内で当日の流れを確認し、疑問はLINEへ。料金は料金ページで確認して、予約フォームからお申し込みください。
よくある質問
なぜ水中では色が変わって見えるのですか?
水が光を吸収するためです。赤い光がいちばん早く弱くなり、次に橙・黄と続き、青い光が最後まで残るので、深くなるほど青一色に近づきます。生き物の色が変わったのではなく、照らす光の色が変わっています。
写真が青っぽくなるのは防げますか?
被写体に近づいて撮ると、間の水が減って色が残りやすくなります。水中ライトやストロボで光を足す、あとから色を補正する方法もあります。
水中で本来の色を見る方法はありますか?
ライトで照らすと赤や黄色が現れます。浅い場所ほど赤い光が残っているので、浅場でゆっくり観察するのも有効です。
ライトがなくても色は楽しめますか?
浅い場所で観察したり、ガイドが照らす光の当たった部分と当たっていない部分を見比べたりすれば楽しめます。青一色の景色そのものも、水中ならではの光景です。
まとめ
水中で色が変わって見えるのは、水が光を吸収し、赤い光から順に失われるからです。深くなるほど青一色に近づき、写真が青っぽくなるのも同じ理由です。本来の色を楽しむには、近づく・ライトで照らす・浅場で観察する、の3つが基本。生き物やバディは色ではなく形や動きで探す習慣をつけましょう。色の変化は深さと距離で決まる物理現象で、どの海でも共通です。SOLBOYの体験ダイビングでは日本語で相談でき、インストラクターが常にサポートします。青の濃淡そのものも、水中でしか見られない景色として楽しんでみてください。