ダイビングのBCDの使い方|初心者向けに各部の名前と給気・排気の基本

ダイビング器材の中で、初心者がいちばん「操作が分からない」と感じるのがBCD(浮力調整装置)です。ボタンがいくつもあり、どれをいつ押すのか迷ってしまいます。この記事では、BCDの各部の名前と役割、空気の入れ方・抜き方、場面ごとの操作の考え方を一般知識として解説します。

当店の体験ダイビングは器材レンタル込みで、インストラクターがサポートします。海に出る前に、プールで呼吸方法や器材の使い方を練習できます。BCDの機種や操作で分からないことは、インストラクターにお尋ねください。

BCDとは:空気で浮力を調整するベスト

BCDは、背中にタンクを固定し、内部の空気袋に空気を入れたり抜いたりして浮力を調整するベスト型の器材です。空気を入れると浮きやすく、抜くと沈みやすくなります。水面で浮いて休むときは空気を多めに、潜るときは抜き、水中では深さに合わせて少しずつ調整します。

BCDには、タンクを固定するベルト、体に合わせるための胸・腰のベルト、空気の出し入れをするインフレーターホース、ウエイトを入れるポケット、予備のレギュレーターを留めるクリップなどがついています。名前を知っておくと、講習やブリーフィングでの説明が分かりやすくなります。

サンゴの岩場のウミガメ

各部の名前と役割

インフレーターホースと給気ボタン

左肩から伸びるじゃばら状のホースがインフレーターホースで、先端に給気ボタンと排気ボタンがついています。給気ボタンを押すと、タンクの空気がBCDに入ります。一度にたくさん入れず、短く押して反応を待つのが基本です。

排気ボタンと口で入れる方法

排気ボタンは、ホースの先端を上に持ち上げた状態で押すと空気が抜けます。ホースが下がっていると空気は抜けにくいので、「上げて押す」を覚えておきます。タンクの空気を使わずに口で吹き込む方法もあり、講習で練習します。

ダンプバルブ

肩や腰の後ろにある、ひもを引くと空気が抜ける弁です。空気は高い位置に集まるので、使う弁が空気のたまる側になる姿勢で引くと抜けやすくなります。姿勢を大きく変えずに空気を抜けるので、潜降や浮上中の調整に使います。位置は機種によって違うため、潜る前に自分のBCDのどこにあるかを確認しておきます。

ウエイトポケットとクリップ

ウエイトを入れるポケットがついたBCDでは、緊急時にウエイトを外す方法をバディチェックで確認します。予備のレギュレーターや残圧計は、クリップで体の近くに留めて絡まないようにします。

岩場のミノカサゴ

場面ごとの操作の考え方

水面では、給気ボタンで空気を多めに入れて浮きます。フィンを動かさなくても顔が出る程度が目安です。潜降のときは、ホースを上げて排気ボタンを押し、息をゆっくり吐きながら少しずつ沈みます。一気に全部抜かず、様子を見ながら抜くのがコツです。

水中では、深くなるほど浮力が減るので、給気ボタンを短く押して少しずつ空気を足します。浅くなると空気がふくらんで浮きやすくなるので、少しずつ抜きます。呼吸で微調整し、BCDは大きな調整に使う、という役割分担を意識すると安定しやすくなります。

通常の浮上では、上昇するにつれて空気がふくらむので、こまめに抜きながらゆっくり上がります。給気ボタンで浮上しようとせず、呼吸を止めずに、ガイドやインストラクターの指示に従ってゆっくり上がるのが基本です。緊急時の手順は講習で学ぶ内容で、この記事では扱いません。水面に着いたら、給気ボタンで空気を入れて浮きます。

初心者がつまずきやすいポイント

1つ目は、給気と排気のボタンを押し間違えることです。水中では手元が見えにくいので、陸上やプールでボタンの位置と手触りを覚えておきます。2つ目は、排気のときにホースを上げていないことです。空気が抜けずに焦る原因になるので、「ホースを上げて押す」を口に出して練習しておくと身につきます。

3つ目は、空気を一度にたくさん入れたり抜いたりすることです。BCDの反応にはわずかな遅れがあることも多いため、少量ずつ操作して変化を確かめる、を繰り返すのが基本です。4つ目は、給気ボタンで浮上しようとすることです。浮上は空気を抜きながらゆっくり行うもので、詳しくは安全停止や潜降の記事でも紹介しています。

どれも、講習やプールで実際に触りながら覚えるのがいちばん早い方法です。体験ダイビングでは、インストラクターが常にサポートしながら案内します。自己判断でBCDを操作せず、インストラクターの指示に従ってください。

体験ダイビングはレンタル込み・プールで練習できる

ダイビング器材はすべてレンタル込みで、特別な持ち物や事前準備はいりません。持ち物は水着・タオル(バスタオルはご用意があります)・着替え・日焼け対策・サンダル(濡れても良い履き物)が基本です。海に出る前には、センター内のプールで呼吸方法や器材の使い方を追加費用なしで練習できます。BCDのボタンの位置や空気の入れ方・抜き方も、この段階で確かめられます。

当日の流れは、受付・体調確認→着替え・準備→事前説明+プール講習→海での体験ダイビング(インストラクターが常にサポート)→シャワー・着替え・解散です。ダイビングは泳ぐスポーツではなく、浮力を調整しながら進むアクティビティなので、泳ぎが苦手な方でも参加できます。

SOLBOY DIVE CENTERには日本人インストラクターが在住しており、言葉の不安なく日本語で相談できます。SOLBOYの体験ダイビングは1ダイブ9,450円/人(レンタル込み)、追加ダイブは5,000円/人(お申し込みは当日のみ)、マンツーマンでのご案内は1ダイブにつき追加4,000円(税込)です。10歳以上・ライセンス不要で参加でき、お申し込みは原則2名以上です。他に体験ダイビングのご予約がある場合は1名様でも参加いただけることがあります(詳しくはお問い合わせ)。

初心者向けの体験ダイビング案内で当日の流れを確認し、疑問はLINEへ。料金は料金ページで確認して、予約フォームからお申し込みください。

よくある質問

BCDとは何ですか?

背中にタンクを固定し、内部の空気袋に空気を入れたり抜いたりして浮力を調整するベスト型の器材です。水面で浮く、潜る、水中で深さに合わせて調整する、といった場面で使います。

空気の入れ方・抜き方は?

インフレーターホース先端の給気ボタンを短く押すと空気が入ります。抜くときはホースを上に持ち上げて排気ボタンを押すか、肩や腰のダンプバルブのひもを引きます。一度に大きく操作せず、少し操作して待つのが基本です。操作は講習やプールで練習し、体験ダイビングでは自己判断で操作せず、インストラクターの指示に従ってください。

浮上するときは給気ボタンを押しますか?

通常の浮上では押しません。上昇するにつれて空気がふくらむので、こまめに抜きながら、呼吸を止めずにゆっくり上がります。ガイドやインストラクターの指示に従ってください。

BCDの操作は事前に練習できますか?

SOLBOYの体験ダイビングでは、海に出る前にセンター内のプールで器材の使い方を追加費用なしで練習できます。器材はすべてレンタル込みで、インストラクターが常にサポートします。

まとめ

BCDは、空気の出し入れで浮力を調整するベスト型の器材です。給気はインフレーターホース先端のボタンを短く押し、排気はホースを上げて押すか、ダンプバルブのひもを引きます。水面では多めに入れて浮き、潜降では抜きながら沈み、水中では深さに合わせて少しずつ調整し、浮上では抜きながらゆっくり上がるのが基本です。一度に大きく操作せず、少し操作して待つを繰り返しましょう。SOLBOYの体験ダイビングでは器材がレンタル込みで、海に出る前にプールで操作を確かめられ、インストラクターが常にサポートします。ボタンの位置を手で覚えることが、水中での落ち着きにつながります。