1本のダイビング全体で、空気をどう考えるの?

SOLBOY Learning Lesson 19 / 20(判断のもとになること)|全20レッスンの一覧

1本のダイビングの間、空気のことはいつから、どう考えればよいのでしょうか?

この記事では、1本のダイビング全体で空気をどう考えるかを、専門用語を使わずに説明します。具体的な数値や割合、確認の間隔、空気が少なくなったときの手順は扱いません。具体的な空気の計画や確認方法は、受講する講習の基準や潜水条件に沿って、担当インストラクターと確認してください。

まず何が起きるの?

前のレッスンでは、残っている空気を確認する意味を学びました。

BSAC(ダイビングの指導団体)の安全ガイドでは、潜る前に、予備を含めて1本の空気を計画しておくことがすすめられています。空気は、潜ってから考え始めるものではありません。

30秒で理解

  • 潜る前に、予備を含めて1本全体の空気を計画し、計画どおり潜る。
  • 潜水中は、自分と一緒に潜る相手(バディ)の空気の残りに継続して注意を払い、計画した余裕が残っているか確認する。
  • 深さと運動量で必要な空気は増えるため、同じ計画でも実際に使う量は変わる。だから注意を払い続ける。

なぜそうなる?

空気は、潜る前から考え始める

潜る前に、予備を含めて1本の空気を計画しておくことがすすめられています。計画して、計画どおり潜ることが基本とされています。

潜っている間も、自分と相手の空気に注意を払う

潜水中は、自分と一緒に潜る相手(バディ)の空気の残りに継続して注意を払い、計画した余裕が残っているかを確認します。

BSAC の安全ガイドでは、潜る前に予備を含めて空気を計画し、潜水中は自分と相手の空気の残りを見守って余裕が残っているか確かめる、と説明されています。

実際に使う量は、いつも同じではない

深さと運動量で必要な空気は増えるため、同じ計画でも実際に使う量は変わります。だから、潜っている間も注意を払い続けます。

人によって空気の減り方が違う理由は、前のレッスンで扱っています。

実際の海ではどう感じる?

初めてのうちは、空気を「今どれだけ残っているか」だけで見ていて、「予備の分」として考えることに慣れていない場合があります。全員に当てはまるわけではありません。

「空気はなくなりそうになったら考えればよい」「計画どおりの深さと時間なら使う空気も計画どおり」「自分の空気だけ見ていればよい」とは考えません。潜る前に予備を含めて計画し、潜水中は自分とバディの空気の残りに継続して注意を払い、計画した余裕が残っているか確認します。

経験を積んだダイバーが意識していること

潜る前に、予備を含めて1本の空気を計画しておくことがすすめられています。計画して、計画どおり潜ることが基本とされています。

予備の量をどう決めるかは、この記事では扱いません。

インストラクターと確認したいポイント

空気の計画と潜水中の確認について、次の点を担当インストラクターと確認しましょう。

  • 潜る前のブリーフィングで、予備を含めた空気の計画を理解できているか
  • 潜水中、自分の計器を見て残りを合図で伝え、相手の残りにも気を配れているか
  • 深さや動きの量から、計画より空気が早く減りそうな状況か

ひとつの様子だけで原因を決めつけるものではありません。

想定シナリオ:落ち着いて確かめられた

【想定シナリオ】(実際の出来事ではなく、イメージをつかむための架空の例です)

潜る前に予備を含めて空気を考えていたので、途中で計器を見たとき、まだ計画した余裕が残っているかを落ち着いて確かめられた、という場面です。

この場面で思い出してほしいのは、潜る前に予備を含めて計画し、潜水中は計画した余裕が残っているか確認する、ということです。

覚えて帰る3ポイント

  1. 潜る前に、予備を含めて1本全体の空気を考え、計画どおり潜る。
  2. 潜水中は自分とバディの空気の残りに継続して注意を払い、計画した余裕が残っているか確認する。
  3. 深さと運動量で必要な空気は増えるため、同じ計画でも実際に使う量は変わる。だから注意を払い続ける。

確認クイズ

Q1. 1本のダイビングで、空気はいつから考える?

ア. なくなりそうになってから イ. 潜る前に、予備を含めて考えておく ウ. 水面に戻ってから

Q2. 計画どおりの深さと時間で潜れば、使う空気も計画どおり?

ア. はい、計画どおりなら使う量も同じ イ. いいえ、深さや運動量で必要な空気は増えて実際に使う量は変わるので、潜っている間も注意を払い続ける ウ. 空気は相手が見ていてくれる

答え:Q1はイ。潜る前に予備を含めて1本の空気を計画しておくことがすすめられています。

Q2はイ。深さと運動量で必要な空気は増えるため、同じ計画でも実際に使う量は変わります。潜水中は自分とバディの空気の残りに継続して注意を払います。

次に理解するとよいこと

この記事では、1本のダイビング全体で空気をどう考えるかを見てきました。次は、続けるよりやめたほうがよい場合がある理由を見ていきます。

  • 続けるよりやめたほうがよい場合がある理由は、次のレッスンで扱います。
  • 残っている空気を確認する意味は、前のレッスンで扱っています。
  • 一緒に潜る相手と二人一組で潜る理由は、前のレッスンで扱っています。
  • 空気が少なくなったときにどうするかは、別のレッスンで扱います。