SOLBOY Learning Lesson 11 / 20(動きの理由を知る)|全20レッスンの一覧
水の中で泳いだあと、自分の呼吸が速く大きくなっていることに気づくのは、なぜでしょう?
この記事では、水中で呼吸が増えることがある理由を、専門用語を使わずに説明します。空気を長持ちさせる方法や、空気の残りを確認するしかたは扱いません。
まず何が起きるの?
水中で泳いだり、姿勢を直すために手足を動かし続けたりしたあとに、呼吸が速く・大きくなっていると感じることがあります。
動きが多いほど呼吸が増え、空気の減りが早くなることがあります。
30秒で理解
- 体を動かす量が増えると、呼吸の回数や大きさが増えることがある。水中で速く泳ぐ、流れに逆らう、姿勢を直すために手足を動かし続けるなど、動きが多いほど呼吸が増え、空気の減りが早くなることがある。
- 緊張や不安があると、呼吸が浅く速くなることがある。口にくわえた器材を通した呼吸は、陸上と同じではない場合がある。
- 呼吸が増えていると気づいたら、息を止めたり呼吸を我慢したりせず、動きを減らして、ゆっくり普通に呼吸を続ける。
なぜそうなる?
体をたくさん動かすと、呼吸は増える
体を動かす量が増えると、体が必要とする空気が増え、呼吸の回数や大きさが増えることがあります。
水中で速く泳ぐ、流れに逆らう、姿勢を直すために手足を動かし続けるなど、動きが多いほど呼吸が増え、空気の減りが早くなることがあります。
慣れない動作や緊張でも、呼吸は変わる
緊張や不安があると、呼吸が浅く速くなることがあり、空気の減りも早くなることがあります。
呼吸が増えるかどうかは、動く量・慣れない動作・緊張などの状況で変わります。落ち着いて動きが少なければ、呼吸は増えにくい、とされています。
口にくわえた器材で呼吸すると、陸上と同じ感覚ではないことがある
水中では口にくわえた器材を通して呼吸するため、深さや器材の状態によって、呼吸に必要な力が陸上と同じではない場合があります。器材の仕組みや整備の話は、この記事では扱いません。
息を止めたり減らしたりせず、ゆっくり呼吸を続ける
スクーバダイビングでは、息を止めず、ゆっくり普通に呼吸を続けることが基本とされています。
息を止めたり、呼吸を我慢したりする方法は、空気を長持ちさせる方法として推奨されていません。その理由の仕組みは、別のレッスンで扱います。
経験を重ねて水中に慣れてくると、呼吸が落ち着き、空気の減りが穏やかになることがあります。
実際の海ではどう感じる?
初めてのダイバーでは、水中で落ち着きにくく、慣れるまで空気の減りが早いと感じる場合があります。すべての人に当てはまるわけではありません。
「水中では息苦しくなるのが当たり前」「呼吸が多い人はダイビングが下手」「息を止めれば空気を節約できる」とは考えません。呼吸が増えるかどうかは状況で変わり、慣れの途中で呼吸が増えるのは起こり得ることで、息を止める方法は推奨されていません。
呼吸が速くなっていると気づいたら、動きを減らして、息を止めずにゆっくり普通に呼吸を続けます。
インストラクターと確認したいポイント
練習では、次の点をインストラクターと一緒に確認しましょう。
- 泳ぎ始めや動きが増えたあとに、呼吸の泡の間隔や大きさが変わっていないか
- フィンを動かし続けたり、手で位置を保とうとしたりしていないか
- 姿勢を直す動きや、浮き沈みの繰り返しが多くないか
想定シナリオ:魚を追いかけたあと
【想定シナリオ】(実際の出来事ではなく、イメージをつかむための架空の例です)
魚を追いかけて速く泳いだあと、自分の呼吸が速く大きくなっているのに気づき、タンクの空気の残りを示す計器を見ると思ったより減っていて驚いた、という場面。
この場面で思い出してほしいのは、動きが多いほど呼吸が増え、空気の減りが早くなることがある、ということです。計器の見方や確認のタイミングは、別のレッスンで扱います。
覚えて帰る3ポイント
- 体を動かす量が増えると、水中でも呼吸が増えることがある。
- 慣れない動作や緊張、口にくわえた器材を通した呼吸の感覚でも、呼吸は変わることがある。
- 呼吸が増えていると気づいたら、息を止めたり減らしたりせず、動きを減らしてゆっくり普通に呼吸を続ける。
確認クイズ
Q1. 水中で速く泳いだり、手足を動かし続けたりすると、呼吸はどうなりやすい?
ア. 動く量が増えると、呼吸が増えることがある イ. 水中では動いても呼吸は変わらない ウ. 動くほど呼吸は減っていく
Q2. 呼吸が速くなっていると気づいたとき、考え方として合っているのは?
ア. 息を止めて呼吸の回数を減らす イ. 動きを減らして、息を止めずにゆっくり普通に呼吸を続ける ウ. 浅く速い呼吸に切り替えて空気を節約する
答え:Q1はア。体を動かす量が増えると呼吸が増えることがあり、空気の減りも早くなることがあります。
Q2はイ。息を止めたり、浅く速い呼吸にしたりする方法は推奨されていません。動きを減らして、ゆっくり普通に呼吸を続けます。
次に理解するとよいこと
この記事では、水中で呼吸が増えることがある理由を見てきました。次は、人によって空気の減り方が違う理由を見ていきます。
- 人によって空気の減り方が違うのはなぜ?(次のレッスン)
- 水面へ上がっていくと浮きやすくなる理由は、前のレッスンで扱っています。
- 緊張と呼吸、そのあとの判断の話は、別のレッスンで扱います。
- 空気の残りの確認のしかたや、空気を長持ちさせる考え方は、別の記事で扱っています。
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