セブ旅行の現金はいくら用意する?両替・ATM・カードの使い分け

セブ旅行の準備で迷いやすいのが「現金をいくら持っていくか」です。フィリピンの通貨はフィリピン・ペソ(PHP)。ホテルやショッピングモールではカードを使える場面が多い一方、屋台や小さなお店では現金が必要になることがあります。

マクタン島でダイビングショップを営むSOLBOY DIVE CENTERから、旅行中の支払いを「現金が必要なもの」と「カードで払えるもの」に分けて、持っていく現金の額を決める手順をご案内します。為替レートや手数料は時期やカードによって変わるため、決まった金額を示すのではなく、ご自身の旅程で計算できる形にしています。

まずは「現金が必要になる支出」を書き出す

現金の額は、旅行の総予算から決めるより、現金でしか払えない支出を積み上げたほうが無駄がありません。フィリピン政府観光省の基本情報では、クレジットカードは主要ホテル・店舗で利用でき、屋台や地方では現金が安心とされています。これをもとに、旅行中の支出を次のように分けてみてください。

空港から宿への移動

  • 支払いの考え方:配車アプリのGrabは、現金・クレジットカード・デビットカード・GrabPayから支払方法を選べます。宿の送迎を頼む場合は、宿の案内に従います。
  • 事前に確かめること:Grabアプリの支払設定、宿の送迎料金と支払方法

屋台・市場・小さな食堂

  • 支払いの考え方:現金を前提に考えます。
  • 事前に確かめること:小額の紙幣を用意しておく

ホテル・モール・大型店での食事や買い物

  • 支払いの考え方:カードを使える場面が多い支出です。
  • 事前に確かめること:カードが使えないときに備えて、少額の現金も持つ

現地で申し込むツアー・リゾートの日帰りパス・スパ

  • 支払いの考え方:支払方法は施設・事業者ごとに決まっています。
  • 事前に確かめること:予約時に通貨・現金かカードか・支払う場所を確認

チップ

  • 支払いの考え方:観光省の基本情報では「基本は不要。高級店やサービスに対しては10%程度」とされています。
  • 事前に確かめること:渡す場面を想定するなら小額紙幣を分けておく

施設の支払方法は、公式の案内に書かれていることがあります。たとえばシャングリ・ラ マクタンの日帰りパス「Beach Buddies Explorer Day Pass」は、支払いを現金またはクレジットカードでヘルスクラブを通して行うと案内しています(2026年9月26日確認)。行きたい施設が決まっている場合は、料金と一緒に支払方法も控えておくと、現金の見積もりが正確になります。

持っていく現金の額を決める3つのステップ

1. 現金で払う予定の「決まった支出」を足す

料金が分かっていて、現金で払うつもりのものを先に書き出します。たとえば先ほどの日帰りパスを現金で払うなら、平日の大人料金はPHP2,000(税込)なので、大人2名でPHP4,000を現金計画に入れます(2026年9月26日確認の公式料金。週末は大人PHP2,500)。料金は変わることがあるため、出発前に最新の案内を見直してください。

2. 金額が決まっていない「小口の支出」を見積もる

屋台での食事、ちょっとした買い物、移動などは、日数分を見積もります。Grabはアプリで予約前に料金の目安が表示されます(有料道路の料金や追加料金は別)。移動が多い日やローカルな店を回る日は多めに、リゾートで過ごす日は少なめにするなど、日ごとの予定に合わせると現実的な額になります。

3. 予備を上乗せする

最後に予備を足します。予備の目安は、手元の現金がなくなったときに、ATMやカードが使える場所へ移動して食事を済ませるまでの分です。滞在中にATMで引き出せるカードを持っていくなら予備は少なめに、カードを使いにくい場所へ出かける予定があるなら多めにします。

到着時にすべてを両替せず、最初は数日分だけ用意し、足りなくなったら両替やATMで補う方法もあります。ただし、ATMは引き出すたびに手数料がかかることがあるため、少額を何度も引き出すより、回数を決めてまとめて用意するほうが手数料を抑えやすくなります。

両替・ATM・カードの使い分け

両替:到着後すぐに使う分を用意する

両替は、空港・市内の両替所・ホテルなどでできます(観光省の基本情報)。両替する場所によってレートや手数料が違うため、表示されているレートだけでなく、実際に受け取るペソの金額を確かめましょう。受け取ったお金は、窓口を離れる前にその場で数えておくと安心です。

ATM:必要な分をあとから補う

マクタン・セブ国際空港の公式施設案内によると、ATMと両替は、国際線の第2ターミナル(出発ターミナルの連絡通路)と国内線の第1ターミナル(到着エリア)にあります(2026年9月26日確認)。空港や市内のATMでは、クレジットカードの海外キャッシングや、海外で使えるデビットカードで現地通貨を引き出せます。

ATMを使う場合は、出発前に次の点を確かめておきましょう。

  • カードの暗証番号(ATMでは入力を求められます)
  • 海外キャッシング枠の有無や、デビットカードの海外利用設定
  • カード発行会社の手数料・利息。ATMを設置する銀行側の手数料が別にかかる場合もあります

カード会社によっては、ショッピングと海外キャッシングで手数料の扱いが異なります(例:三井住友カードは、ショッピングの換算に加える海外事務処理手数料は、海外キャッシュサービスには含まれないと案内しています)。お持ちのカード会社の案内で、ショッピングとキャッシングそれぞれの条件を確認してください。

カード:大きな支払いと、現金が尽きたときの手段に

ホテル代やモールでの買い物など、まとまった支払いはカードを使うと現金を持ち歩く量を減らせます。カードで払うとき、お店によっては「現地通貨(ペソ)」と「日本円」のどちらで決済するか選べることがあります。三井住友カードの案内では、日本円を選ぶとお店が決めたレートで換算されるため、カード会社で換算する場合に比べて割高になる可能性があるとしています。特に理由がなければ、現地通貨での決済を選ぶのが基本です。

カードは1枚だけに頼らず、国際ブランドの違うカードを2枚ほど、別々の場所に分けて持つと、1枚が使えなかったときにも慌てずに済みます。

現金の持ち込み・持ち出しで申告や許可が必要になる金額

多めに現金を用意する方は、日本とフィリピンそれぞれの申告・許可の条件を確認してください。日本の100万円相当額や外貨のUSD10,000相当額は、持ち込み・持ち出しできる金額の上限ではなく、申告が必要になる基準です。

  • 日本を出国するとき:現金・小切手などの合計額が100万円相当額を超える場合は、「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を税関に提出する必要があります(日本税関)。
  • フィリピンに入国・出国するとき:日本円を含む外貨(ペソ以外の通貨)などの合計がUSD10,000相当額を超える場合は、全額の申告が必要です。フィリピン・ペソがPHP50,000を超える場合は、申告だけでは足りず、フィリピン中央銀行(BSP)の事前の書面による許可も必要です。許可される目的にも制限があるため、多額のペソを持ち運ぶ予定はフィリピン税関の案内と税関の注意喚起で事前に確認してください。

現金は多く持つほど、紛失や盗難のときの損失も大きくなります。まとまった額が必要な支払いはカードを中心にし、現金は日々の小口の支払いと予備に絞るのがおすすめです。

現金の持ち方と、帰国前の使い切り

持ち歩く現金は、その日に使う分だけを財布に入れ、残りは宿のセーフティボックスなどに分けて保管しましょう。海で遊ぶ日は、濡れても困らないように袋に入れて持ち運び、貴重品として自分で管理します。

帰国が近づいたら、残りの日数で使う額を計算し、両替のしすぎを防ぎます。余ったペソを次の旅行用に残すか、帰国前に使い切るかを最終日の前に決めておくと、空港で慌てずに済みます。空港の公式店舗一覧によると、国際線の第2ターミナルにも免税店や土産物を扱う店があります。

ダイビングや海遊びの代金を払うとき

旅行中にダイビングやツアーを申し込む場合、代金の支払方法や通貨は事業者ごとに異なります。現金で払う予定があるものは、ステップ1の「決まった支出」に含めておきましょう。

当店では現金・GCashのほか、ご来店前に日本の銀行口座へお振り込みいただけます。現地でのお支払いはペソ、日本の銀行口座へのお振り込みは円です。現地でペソ払いにする場合の金額は、ご予約時にご確認ください。当日払いも可能ですが、キャンペーンをご利用の場合は、そのキャンペーンの支払条件が適用されることがあります。詳しい条件は当店のお支払い方法をご覧ください。ご質問はLINE公式アカウントへどうぞ。当日の持ち物はセブ島でダイビングするときの持ち物にまとめています。

よくある質問

セブで日本円をペソに両替できますか?

フィリピン政府観光省の基本情報では、両替は空港・市内の両替所・ホテルなどで可能とされています。場所によってレートや手数料が違うため、表示レートと実際に受け取る金額を確かめてから両替しましょう。

クレジットカードだけでセブ旅行はできますか?

主要なホテルや店舗ではカードを使えますが、屋台や小さなお店では現金が必要になることがあります。カード中心の旅行でも、移動や軽食に使う少額の現金は用意しておくと安心です。

現金の持ち込みには申告が必要ですか?

日本を出国するときは、現金などの合計が100万円相当額を超えると税関への申告が必要です。フィリピンでは、日本円を含む外貨(ペソ以外の通貨)などの合計がUSD10,000相当額を超えると全額の申告が必要です。これらは持込上限ではありません。一方、フィリピン・ペソがPHP50,000を超える場合は、事前のBSPの書面許可と申告が必要で、許可される目的にも制限があります。

まとめ

セブ旅行の現金は、「現金で払う予定の決まった支出」+「日数分の小口の支出」+「予備」で決めます。ホテルやモールなどカードが使える場所ではカードを使い、屋台や小さなお店、現金払いの施設に備えて現金を用意すると、持ち歩く額を抑えられます。

両替は到着後すぐに使う分、ATMは不足分の補充、カードは大きな支払いと予備の手段、と役割を分けておくと安心です。為替レートやカードの手数料、施設の料金は変わることがあるため、出発前に最新の案内を確かめてから準備してください。