水中で浮き沈みを調整する器材と呼吸は、どう関係しているの?

SOLBOY Learning Lesson 7 / 20(動きの理由を知る)|全20レッスンの一覧

水の中で少し浮きたいとき、少し沈みたいときは、体はどうやって浮き沈みを調整しているのでしょう?

この記事では、浮き沈みを調整する器材と、呼吸が、浮き沈みにどう関係しているのかを、専門用語を使わずに説明します。器材の使い方そのものは扱いません。

まず何が起きるの?

水の中では、器材に空気を入れたり出したりすると、浮き沈みが変わります。また、息を吸ったり吐いたりして肺の中の空気量が変わることも、浮き沈みの小さな調整に関係します。

そして、器材に空気を入れた直後は、浮き始める変化をすぐには感じない場合があります。

30秒で理解

  • 浮き沈みを調整するために使う器材(BCD)は、中の空気の量を変えることで浮力を調整する。
  • 肺の中の空気の量の変化も、体全体の浮き沈みの小さな変化に関係する。
  • 器材に空気を加えた直後は、浮き始める変化をすぐに感じない場合がある。

なぜそうなる?

空気の量を変えると、浮力が変わる

浮き沈みを調整するために使う器材(BCD)は、中の空気の量を変えることで浮力を調整します。

肺の中の空気も、小さく関係する

肺の中の空気の量が変わることも、体全体の浮き沈みの小さな変化に関係します。

大きな調整と、小さな変化

整理すると、器材(BCD)はより大きな浮力の調整に、呼吸はより小さな変化に関係します。これは理解のための整理であり、決まった手順ではありません。

入れた直後は、すぐに感じないことがある

器材に空気を加えた直後は、浮き始める変化をすぐに感じない場合があります。

深さが変わると、器材の中の空気も変わる

深さが変わると、器材の中の空気の大きさも変わり、浮力が変わります。浮かび上がるときに何が起きるかは、別のレッスンで扱います。

実際の海ではどう感じる?

器材に空気を加えたあと、浮き始める変化をすぐに感じない場合があります。そのときに知っておいてほしいのは、「すぐに感じないことがある」という事実そのものです。

「決まった秒数を待てば毎回うまくいく」「変化がなければもっと入れればよい」とは考えません。BCDの操作と、そのあとの浮き方の変化をインストラクターと一緒に確認しましょう。

この言葉はどういう意味?

ここまで出てきたものに、名前をつけておきます。

  • 浮き沈みを調整するために使う器材を「BCD」と呼びます。中の空気の量を変えることで浮力を調整します。
  • 水の中の物を上へ持ち上げようとする力を「浮力」と呼びます。

名前を覚えることが目的ではありません。「器材は大きな調整、呼吸は小さな変化に関係する」という整理がつかめていれば十分です。

初めての人に起こることがある例

初めてのダイバーでは、器材に空気を加えたあと変化を感じる前に、さらに空気を加え、その後予想以上に浮き始めることがあります。すべての人に当てはまるわけではありません。

そのときに思い出してほしいのは、「空気を加えた直後は、変化をすぐに感じない場合がある」ということです。

インストラクターと確認したいポイント

練習では、次の点をインストラクターと一緒に確認しましょう。

  • BCDへ空気を入れる回数と、そのあとの浮き方の変化
  • 呼吸が浅く速くなっていないか、息を吸ったまま止めていないか

想定シナリオ:変化を感じなくて、もう一度入れたら

【想定シナリオ】(実際の出来事ではなく、イメージをつかむための架空の例です)

少し沈みすぎたので器材に空気を入れたが変化を感じず、もう一度入れたら、少ししてから思ったより強く浮き始めて慌てた、という場面。

この場面では、「空気を加えた直後は変化をすぐに感じない場合がある」ということが関係しています。

覚えて帰る3ポイント

  1. 浮き沈みを調整するために使う器材(BCD)は、中の空気の量を変えることで浮力を調整する。
  2. 肺の中の空気の量の変化は、浮き沈みの小さな変化に関係する。
  3. 空気を加えた直後は変化をすぐに感じない場合があり、さらに加えると予想以上に浮き始めることがある。

確認クイズ

Q1. 器材(BCD)と呼吸の関係として近いものはどれ?

ア. 器材は大きな調整、呼吸は小さな変化に関係する イ. 呼吸は浮き沈みに関係しない ウ. 器材は飾りである

Q2. 器材に空気を入れてもすぐに変化を感じないとき、起こりやすいことは?

ア. もう空気は入らない イ. 追加で入れて、その後予想以上に浮き始めることがある ウ. 沈み続ける

答え:Q1はア。器材はより大きな浮力の調整に、呼吸はより小さな変化に関係します。

Q2はイ。変化をすぐに感じない場合があり、追加で入れると予想以上に浮き始めることがあります。

次に理解するとよいこと

この記事では、浮き沈みを調整する器材と呼吸の関係を見てきました。次は、体の向きと、沈めない・沈みすぎるときの考え方を見ていきます。