SOLBOY Learning Lesson 9 / 20(動きの理由を知る)|全20レッスンの一覧
潜ろうとしてもなかなか沈めない、または思ったより沈みすぎてしまうのは、なぜでしょう?
この記事では、沈めない・沈みすぎる理由を、専門用語を使わずに説明します。重りの詳しい決め方や器材の操作は扱いません。
まず何が起きるの?
水面から下へ沈んでいくことを「潜降」と呼びます。
潜降のしやすさには、体につける重り(ウエイト)の量だけでなく、浮き沈みを調整するために使う器材(BCD)の中の空気、呼吸、身体やフィンの動きなど、複数の要素が関係します。
30秒で理解
- 潜降のしやすさには、ウエイトの量だけでなく、BCD の中の空気、呼吸、身体やフィンの動きなど複数の要素が関係する。
- ウエイトが不足していると潜降しにくくなる場合があり、多すぎると予想以上に沈みやすくなる場合がある。
- 潜降して深さが増えると、スーツや BCD の中の空気が小さくなり、浮力がさらに減る場合がある。
なぜそうなる?
沈みやすさは、重りだけで決まらない
潜降のしやすさには、ウエイトの量だけでなく、BCD の中の空気、呼吸、身体やフィンの動きなど、複数の要素が関係します。
重りが少ないと、沈みにくい
ウエイトが不足していると、潜降しにくくなる場合があります。
重りが多いと、沈みすぎる
ウエイトが多すぎると、予想以上に沈みやすくなる場合があります。
沈むほど、浮力がさらに減る場合がある
潜降して深さが増えると、スーツや BCD の中の空気が小さくなり、浮力がさらに減る場合があります。
実際の海ではどう感じる?
インストラクターの観察では、緊張していると十分に息を吐けておらず、沈めないと感じてウエイト不足だと思ってしまう場面が起こる場合がある、とされています。すべての人に当てはまるわけではありません。
「沈めないなら重りを足せばよい」「重りを増やせば安全に潜れる」とは考えません。ウエイトが多すぎると予想以上に沈みやすくなる場合があり、潜降して深さが増えると浮力がさらに減る場合があります。
沈めないときは、重りを足す前に、息を吐けているか、BCD の空気が抜けきっているか、腕やフィンが動いていないか、といった要素を見ます。
この言葉はどういう意味?
ここまで出てきたものに、名前をつけておきます。
- 水面から下へ沈んでいくことを「潜降」と呼びます。
- 体につける重りを「ウエイト」と呼びます。
- 浮き沈みを調整するために使う器材を「BCD」と呼びます。
- 水の中の物を上へ持ち上げようとする力を「浮力」と呼びます。
名前を覚えることが目的ではありません。「沈みやすさには複数の要素が関係し、重りを足す前に他の要素を見る」という流れがわかっていれば十分です。
初めての人に起こることがある例
緊張していると十分に息を吐けておらず、沈めないと感じてウエイト不足だと思ってしまう場面が起こる場合があります。すべての人に当てはまるわけではありません。
そのときに思い出してほしいのは、「潜降のしやすさには、ウエイトの量だけでなく複数の要素が関係する」ということです。
インストラクターと確認したいポイント
練習では、次の点をインストラクターと一緒に確認しましょう。
- 緊張して息を吐けていない、BCDの空気が抜けきっていない、腕やフィンが動いている、といった要素がないか
- 沈めないとき、重りを足す前に、呼吸・BCDの空気・体の動きを確認できているか
想定シナリオ:なかなか沈めない
【想定シナリオ】(実際の出来事ではなく、イメージをつかむための架空の例です)
水面で潜ろうとして腕を動かし、フィンも動かし、体が安定せず、呼吸のことばかり気になって、なかなか沈めない、と感じる場面。
この場面では、潜降のしやすさに関係する複数の要素が、同時に重なっています。
覚えて帰る3ポイント
- 潜降のしやすさは、ウエイトの量だけで決まらない。BCD の中の空気、呼吸、身体やフィンの動きも関係する。
- ウエイトが不足していると潜降しにくく、多すぎると予想以上に沈みやすくなる場合がある。深さが増えると浮力はさらに減る場合がある。
- 沈めないときは、重りを足す前に、息の吐き方・BCD の空気・身体やフィンの動きを見る。
確認クイズ
Q1. 水面で沈めないとき、まず考えることは?
ア. すぐに重りを足す イ. 息を吐けているか、BCD の空気が抜けているか、身体やフィンが動いていないかを見る ウ. もっと強く泳ぐ
Q2. 潜降して深さが増えると、浮力はどうなりやすい?
ア. 増える イ. 変わらない ウ. スーツや BCD の中の空気が小さくなり、さらに減る場合がある
答え:Q1はイ。潜降のしやすさには複数の要素が関係し、重りを足す前に他の要素を見ます。
Q2はウ。深さが増えると空気が小さくなり、浮力がさらに減る場合があります。
次に理解するとよいこと
この記事では、沈めない・沈みすぎる理由を見てきました。次は、浮かび上がるときに浮きやすくなる理由を見ていきます。
- 浮かび上がると、なぜだんだん浮きやすくなるの?(次のレッスン)
- 重りの理由と多すぎ・少なすぎの影響は、前のレッスンで扱っています。
- 浮き沈みを調整する器材と呼吸の関係は、前のレッスンで扱っています。
- 耳に関することは、耳のレッスンで扱っています。
SOLBOY Learning Lesson 9 / 20